みなさんこんにちは!
早くも花粉症の症状が出始めてしまった柴田です。
寒い冬が終わろうとする際にいつも嫌がらせのようにやってくるこの季節。
本当に嫌ですね。
さて、今回は珍しくダンスのお話。
今年から産休明けて競技に復帰しなければならないので、毎週ではないのですが、私自身もレッスンを受けに行っております。
はい、一人で。
まだ子供の世話があるので副社長はとても遠い東京まで足を運ぶことができないので私一人で行っております。
いつも行くたびに私の不自由な体をあれやこれや手を替え品を替えて改造していただいております。
大変勉強になるので私ができて伝えられることはなるべく生徒さんにも伝えるようにしています。
私たちの踊りが習う前とは大きく変わっていったのはまさに先生方のおかげです。
習いに行く前にはイタリアに行ってスタンダード勉強していたのですが、まだあまり踊れもしないくせに習いに行ったものでして、言われたことを大きく勘違いしてしまいました。
一番大きな勘違いが骨盤に関するものでした。
ヒップアップ、ヒップジョイントを使う、といった言葉が私たちの未熟な体に浸透してしまい、骨盤自体を大きく傾かせてしまうようになりました。
やればやるほど満足感は高まるけども、結果はどんどん落ちていきました。
なんにも知らずにホールドばーんて張って踊ってた時の方がよくて最終的にはイタリア帰りでなおかつ直前に日本でその先生にレッスンを受けたにもかかわらず、1発落ち。
競技に出てる方はわかると思いますが、試合に出て1発落ちほどダンスやる気を失せさせてしまうものはありません。
本当にダンスやめようかと思ってしまいます。
本当に恐ろしい1発落ち!!
エントリー費の無駄。
美容院の無駄。
レッスン代の無駄。
しかもイタリア行ってお金凄い使って練習してからの最悪の結果。
心の中は大惨事です。
試合会場からは誰にも会わずに帰りたくなります。
俺を見ないでくれ!
今日は欠場したんだよって言いたくなります。
髪の毛ダンスセットしてますけど、、、
まあそういうことがあってまずはいきなり外人の先生に習うんではなくじっくり日本の先生にならおうと心に決めたわけです。
そして緊張して習いに行って言われた印象に残っている言葉は「骨盤変えるなよ」、でした。
え、そうなの、ヒップ動かさないの?と最初は半信半疑でしたが、結果が悪いので素直に耳を傾けました。
言ってる意味はわかるけどそれが一体どういうことなのかがよくわかりませんでした。
その先生方のまたさらに師匠がドイツのオリバー先生です。
残念ながら若くして亡くなられてしまったのですが、生前にものすごく良い本を書かれました。
オリバー先生のそのまた先生に当たるビル&ボビー先生の教えをこと細かく書かれた良書です。
書かれている言葉は平易ですが、本当にわかるのはきっと踊れる人でないとわからないかもしれません。
私もおそらく半分も本当にはわかっていないと思います。
でもとっても良いことたくさん書いてます。
その中には私たちの勘違いもしっかり書いてありました。
私たちは下の矢印の真逆を思いっきり得意になってやっていました。
訳も分からず。
今から考えると結果悪いのは当たり前でしょとわかるのですが、その時は頭沸いてる状態ですね。
やる気はあるけど方向性を完全に間違えてる。
体もおかしくなります。
そういえばその当時私膝が結構痛かったんです。
でも過酷なスポーツだからそういうもんかと思ってました。
考えを改めた今の方が全然歳も取っているけれども痛くありません。
怖いですね、勘違い。
まだまだ十分には体で体現できませんが、少なくとも方向性は修正されたのだと思います。
その後の成績も変わりましたし、踊った姿の写真がそれを物語っておりました。
それまでの歪んだ醜い姿から少しは整頓されたスタンダードらしい片鱗が見えるようになっていったのです。
まあまだまだわかんないことだらけですけどね。
でも解剖学的なアプローチは現代のダンス、いやダンスだけでなくあらゆるスポーツに必要な時代ですよね。
この本にはそういったことがたくさん書いてあります。
興味がある方は是非一度読んでみることをお勧めします。
そして骨盤に気をつけましょう!!